R6 高志探究ⅡB(高2理数科対象)
目標
様々な事象に関わり、科学的な見方・考え方を働かせ、探究の過程を通して、自己の在り方生き方を考えながら、課題を解決するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
- 対象とする事象について探究するために必要な知識及び技能を身に付けるようにする。
- 多角的、複合的に事象を捉え、自然や文化などに関する課題を設定して探究し、課題を解決する力を養うとともに創造的な力を高める。
- 様々な事象や課題に主体的に向き合い、粘り強く考え行動し、課題の解決や新たな価値の創造に向けて積極的に挑戦しようとする態度、探究の過程を振り返って評価・改善しようとする態度及び倫理的な態度を養う。
学習内容
高校2年生理数科を対象として、「総合的な探究の時間」の代替科目である「高志探究ⅡB(学校設定科目)」として実施する。1年間を通して、理数課題研究を行う。また、研究に加えて、講演会や発表会等の一部を夏と冬の特別授業として実施する。
実施方法
毎週水曜日6・7校時に実施する(週時数は2単位)。また、7月下旬と12月下旬に探究活動のみを行う特別授業期間(1単位)を設けている。毎週実施する分と特別授業の分を合わせると3単位となる。
研究テーマ設定の効率化を図るために、高校1年生の年度末に高校2学年理数科生徒からの体験談、アドバイス等を聞く場(座談会)を設定する。それ以降、先輩からは常時アドバイスを得る環境を整え、年度末までにグループ編成を行う(今年度は10グループ編成;内訳:物理1、化学3、生物3、数学2、情報1)。春季休業期間中に、個人で取り組みたい研究のテーマを設定する。高校2年生の4月から、グループとして取り組む研究テーマを設定し、研究計画書を作成する。5月中旬に大学の教員に対して研究計画発表会を行い。研究計画の妥当性、実現性について助言をいただく。研究計画書を完成させ、研究を進める。9月中旬に中間発表会(ポスター発表)を行い、12月下旬に本発表会(口頭発表)を実施しする。1月以降は、校内発表会での助言を踏まえて、研究内容をさらに深める。
今年度は、10グループ(内訳:物理1、化学3、生物3、数学2、情報1)で研究活動が行われている。本校の理科・数学科の教員全員が指導を担当し、1グループ2~3名の指導教員がついている。また、岩手大学などと連携して、研究の進捗状況を適宜報告し、助言を得る環境を設けている。研究計画発表会・中間発表会・本発表会では、助言・指導者として大学教授を招聘し、進捗状況や研究内容に対する助言をいただく機会とする。評価の高い班については、岩手県理数科理数探究発表会や、東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会、SSH生徒研究発表会で発表する。
担当教員は、高校の理数科教員全員と一部の中学校教員(18名)。担当教員の役割は、①各グループの活動状況を把握しながら、一緒に研究内容について考えること(スケジュール管理を含む)。②必要に応じて外部機関との連絡調整、引率を行うこと。③発表会で作成する要旨やポスター・スライドの内容の添削指導を行うこと。
実施内容・スケジュール(一部予定を含む)
回 | 月日 | 校時 | 内容 | 資料 |
---|---|---|---|---|
前年度 | ガイダンス 先輩との座談会 | WS WS | ||
春季休業 | 個人研究テーマの設定 | WS | ||
1 | 4/10 | 6 | ガイダンス 研究倫理・安全倫理 | WS |
2 | 4/17 | 6 | 研究テーマ設定① | WS WS |
3・4 | 4/24 | 6・7 | 研究テーマ設定② | |
5・6 | 5/1 | 6・7 | 研究計画書作成① | WS |
7・8 | 5/8 | 6・7 | 研究計画書作成② 予備実験 | WS |
9・10 | 5/15 | 6・7 | 研究計画プレ発表会 | WS |
11・12 | 5/22 | 6・7 | 研究計画発表会(大学教員からの助言・指導) ①本サイト記事・②note記事 | |
13・14 | 5/29 | 6・7 | 研究計画書完成 物品購入希望調査① 研究記録の書き方 研究(1)ーラボノートの記入開始ー | WS WS WS |
15・16 | 6/5 | 6・7 | 研究(2) | |
17・18 | 6/25 | 6・7 | 研究(3) | |
19・20 | 6/26 | 6・7 | 研究(4) | |
21・22 | 7/3 | 6・7 | 研究(5) | |
23・24 | 7/17 | 6・7 | 研究(6) | |
特別授業 | 7/23 | 1~4 | 研究(7) | |
特別授業 | 7/24 | 1~4 | 研究(8) | |
特別授業 | 7/25 | 1~4 | 研究(9) | |
特別授業 | 7/26 | 1~4 | SSH講演会①(理系)「身近なところから医療・宇宙分野まで広がる形状記憶合金」 (文系)「東北地方からの若年女性の人口流出に関する研究~女性たちはなぜ故郷をあとにするのか~」 | |
25・26 | 8/21 | 6・7 | 研究(10) 中間発表会の構想 | WS |
27・28 | 8/28 | 6・7 | 研究(11) 中間発表会要旨・ポスター作成① | 要旨 |
29・30 | 9/4 | 6・7 | 研究(12) 中間発表会要旨・ポスター作成② | |
31・32 | 9/11 | 6・7 | 研究(13) ポスター完成・印刷・発表練習 | |
33~35 | 9/18 | 1~3 | 高志探究ⅡA・ⅡB中間発表会 発表(大学教員からの助言・指導) | |
36 | 9/25 | 7 | 中間発表会振り返り・研究計画の見直し | |
学校行事 | 9/26~28 | 最先端理数研修 | ||
37・38 | 10/2 | 6・7 | 研究(14) | |
39・40 | 10/9 | 6・7 | 研究(15) | |
41・42 | 10/16 | 6・7 | 研究(16) | |
43・44 | 10/23 | 6・7 | 研究(17) | |
45・46 | 10/30 | 6・7 | 研究(18) | |
47・48 | 11/6 | 6・7 | 研究(19) | |
49・50 | 11/13 | 6・7 | 研究(20) | |
51・52 | 11/20 | 6・7 | 研究(21) 本発表会の構想 本発表会要旨・スライド作成① | WS 要旨 |
53・54 | 11/27 | 6・7 | 研究(22) 本発表会要旨・スライド作成② | |
55・56 | 12/10 | 6・7 | 研究(23) 本発表会要旨・スライド完成 | |
特別授業 | 12/19 | 1~7 | 研究(24) 発表練習 | |
特別授業 | 12/20 | 1~4 | 高志探究Ⅰ・ⅡAポスター発表会 聴講 | |
特別授業 | 12/23 | 1~4 | 高志探究ⅡB本発表会 発表(大学教員からの助言・指導) | |
特別授業 | 12/24 | 1~4 | 高志探究ⅡB本発表会の振り返り 研究(25) | |
57・58 | 1/15 | 6・7 | 研究(26) | |
59・60 | 1/22 | 6・7 | 研究(27) | |
61・62 | 1/29 | 6・7 | SSH講演会② 英語講演会 | |
63 | 2/12 | 6 | 高志探究ⅡBの振り返り、キャリアプランニングシートの記入 | |
64 | 2/19 | 6 | 研究(28) | |
2/20 | 1~7 | 岩手県高等学校理数科理数探究発表会 | ||
65 | 2/26 | 6 | 高志探究ⅢB英語発表会について |