R5 高志探究ⅡB中間発表会

令和5年10月4日(水)6~7校時に、本校第1アリーナにて、高校2年生理数科の生徒49名が、ポスター形式で課題研究の中間発表会を行いました。

本発表会の目的は、「4月から始めた課題研究の内容を発表して、様々な意見や助言をもらいながら、研究の質の向上を図ることと、プレゼンテーションの能力を身に付け、質疑応答を通してディスカッション能力の向上を図ること」です。

理数科の生徒は、9月27日(水)に行った研究中間ヒアリングでの助言を参考にし、高校1年生に研究内容を発表しました。普通科の課題研究に比べて、理数分野に特化した課題研究を行っているため、高校1年生が聞いても分かるように、専門用語をわかりやすい言葉に直して説明するなど、工夫している班が多く見られました。

高校1年生にとっては、8月31日(火)に行った高校2年生普通科の課題研究中間発表会(高志探究ⅡA中間発表会)と両方聞くこととで、来年度の進路選択にもつながる機会となりました。

今後は、12月22日(金)に行われる高志探究全校発表会に向けて、研究を進めることになります。

【生徒の感想(発表者・高2理数科)】

  • 自分達の研究で何をしてきたか、これから何が必要かを客観的に見直すきっかけになった。毎週高志に取り組んでいた時には気づかなかった課題について、第三者からの質問のおかげで気づくことができたり、発表の中でどのように説明すれば、仕組みをわかりやすく伝えることができるのかを学んだりすることができた。また、他の班の課題研究を聞き、より高度な課題に取り組んでいたり、結果から考察されることをどう改善していくかの思考が深かったりと見習いたい点を多く発見することができた。
  • 発表の仕方という面で、いろいろな人の発表が参考になった。実際に行った実験で使用した道具を持ってきていたところがあり、説得性も上がるため、すごいと思った。どれだけ良い研究をしても、聴き手がわかるかが最も重要なことだと思うので、次の発表でも決して自己満足の成果だけの発表にならないようにしたい。他班のすごいところを沢山みることができ、良い刺激になった。今後も自分の班の研究をもっと深めて良いものにしていきたい。
  • 高一の時に発表した研究より高度なものだったので発表前は上手くできるか心配だったが、やってみたら準備していた原稿も見ずに聞き手を見てしっかり説明できたので良かったと思う。発表する場に慣れるとほとんどいい意味での緊張しかなかったので、これからもそういう経験を積んでいきたいと思った。
  • 私だったら先輩の研究に対して質問を出来そうにないため、こないのではないかと思っていたが、実際は1年生からも鋭い質問を沢山して頂き、刺激になった。答えられた質問もあったが確かにそうだと納得させられるものもあり、今後の研究に役立てていきたい。
  • 正直自分でも完全には理解出来てないほどテーマが高度すぎて、聞きに来てくれる人達にあまり興味を持って貰えなかったのが課題点だと感じた。また、パワポ作成がギリギリになってしまい、無駄になってしまったところがあったので、今後は余裕をもって行動したい。初めて他班の発表をしっかり聞いたが、高度かつ面白い研究内容で、単純にすごいなと思ったし、発表も上手くて尊敬。

【生徒の感想(高1)】

  • 今回は理数科の中間発表を聞き、実験の仕方や得られた結果からの考察の仕方を深く学ぶことが出来た。特に、専門の機械を用いて実験を行い出した結果、考察が大学などの研究機関のように専門的なものでこれからの自分の研究に役立てていきたいと思った。仮説と異なった結果が出たことに対しても詳しく考察を立てられるように自分の研究も頑張りたい。
  • 来年私たちが発表者側になった時どのように発表すれば聞き手に伝わるか見やすいポスターとは何か見て聞いて学ぶことが出来たのでよかった。また、難しくてよく分からないことをあったが質問をして分からないをなくしたため、研究結果やレポート内容がよくわかった。理解する力、質問する力などが高まったと思う。
  • 今回の発表はどれも深く、難しい内容が多かった。しかし、説明を聞くと意味が分かっていったり、ここはどうなんだろうと考えるきっかけになったりした。自分も来年研究をする上で、仮設の立て方や資料の分析方法を知り、自分もやることの見通しをもつことができた。
  • どのグループも先行研究から疑問点や解釈を広げて自分達の研究に生かしていたので、私もできるようになりたいと思った。また、身近なことを深掘りしていたなと思ったので、日頃から色々なことを考えながら過ごしたいなと思わされました。難しい単語は先輩方が解説してくれて、内容の理解が深まりました。
  • ポスター作成においてパワーポイントを活用することや、その方法が分かりました。今後自分が発表する立場になった姿のイメージと重ね合わせてどうしたら聴講者に伝わりやすい発表ができるのか考えました。柔らかい表情で、「用語など些細なことでもどんどん質問してください。」と言ってくださって質問しやすかったです。
Previous Article
Next Article