R5 第1回SSH講演会

高校1年生と高校2年生を対象に、以下の講演会を実施しました。

目的:(高校1年生)将来のキャリア形成を考えながら、高志探究に取り組むための考え方について学ぶ。(高校2年生)研究の第一線で活躍する科学者による講演を通して、科学技術に対する興味・関心を高める。

渡辺先生の講演会は、今年で4回目となります。渡辺先生ご自身のキャリア形成についての話を交えながら、将来に向けたキャリア形成や課題研究のあり方についてわかりやすく講演していただきました。途中、生徒が「自分に欠けている『課題』」や「これまでの人生を振り返って、自分がどのように考えて、今までの道を考えてきたのか」など、講演途中に考えて記入する時間を設けていただきました。生徒は、渡辺先生の話を自分ごととして考え、将来の進路を真剣に考える貴重な機会となりました。

宮崎先生と上野山さんの講演会は、今年で3回目となります。今年も最先端の研究内容を、大学入試共通テストで出てきた問題や高校で学習する内容と絡めながら、講演していただきました。生物が匂いを感じるメカニズムをソフトキャンディ―を用いながら実際に体験するとともに、実際に大学でどのようにして研究を進めているのか研究活動の詳細も紹介していただきました。

実施日時講演テーマ講師対象・人数
7月24日(月)9:50~11:20将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方東北大学大学院生命科学研究科
教授 渡辺 正夫 氏
高1・187名
7月27日(木)10:20~11:50においの受容メカニズムとマタタビ反応の種特異性について岩手大学農学部
教授 宮崎 雅雄 氏
岩手大学大学院連合農学研究科 博士課程 上野山 怜子 氏
高2・195名

【講演の様子】

【生徒の感想(7/24、高1)】

  • 「考える」ことを習慣化したり、身の回りの不思議に気づき、「なぜ」という問題意識を持ったりすることが大切だと感じた。体験する機会が少ないと興味などを持ちづらくなるのかなと思った。小さい時から体験する機会を作っていけばいいと思った。
  • 探究でも「最後まであきらめないこと」が大切ということを知った。また、普段何気なく生活している毎日にも探究課題にできるヒントがあったり、人生を決めるきっかけとなるものがあるということを知ったので、これからはボーッと生きるのではなく、さまざまなことに目を向けて生きていこうと思った。
  • 渡辺先生は今まで自分のキャリアについて深く悩み、たくさん考えられてこられたんだなと思いました。環境によって人は変わるというのは、本当にその通りだと思っていて、自分も自分の置かれている状況から一歩違うところに動いたときに、前とは正反対の自分に出会うことができました。まかない種は生えない。だからこそ、自分からチャレンジしていくことがすごく大切になってくると考えます。ときには後ろを振り返って、今に自分についてよく考え、充実したキャリア形成を行いたいです。
  • 自分のキャリア形成において、自分が将来何をしたいか、何をやるべきかはっきりさせることが大切だと知ることができ、これからの進路決定に生かしたいと思った。先生の経験から、自分の好きを知り、追究することの大切さを感じた。進路選択の多くのヒントを得られて良かった。今回の講演で、これからの人生のプランを考えるのが楽しみになった。

【アンケートより(7/27、高2)】

  • 私たちがにおいを感じることができるのは、その匂いを受けとる受動体があるからだということが分かった。また、生物によって受動体の数が異なることも学んだ。中でも、陸上の生物と水中の生物で受動体の数が異なるというのがとても興味深かった。 猫とマタタビのにおいの関係について、猫がマタタビの味覚と嗅覚どちらで判断しているのかを調べる実験方法が画期的で面白いと思った。
  • 今現在どんなことが大学では研究されているのかが分かりました。生物は昨年学習したのでかなり抜け落ちてるところもありましたが、知らない物質などはありつつも実験の手順などはよく分かりとても面白いなと感じました。また、最後の質問の答えであったように、産業に活かせるという理由だけでなく文化的な理由、つまり、面白いから知りたいからという理由もあっていいというのを聞いてなるほどなと思いました。
  • においが揮発性の物質であるということ自体に実感を持っていなかったので、受容体の講演を通してにおいを感じることについての理解が深まったように感じた。またたび反応について種別差と個体差に着目した実験が行われていて、昨日の講演でもあったように差を示すというのはそのものの傾向や特性を示すのに有効な手法だと改めて分かった。また、最後に宮崎先生が明確な役にたたなくても興味関心を満たすものは価値があるとおっしゃっていたのが印象に残った。
  • 進路について決まっていなかったが、生物の研究の面白さを知ることができて、「大学でこのような研究をするのもいいな。」と少し思った。研究が面白いと感じたのはとても久しぶりなので、この気持ちを今後の日常生活への意欲に変えられたらいいと思う。
  • 共通テストの内容に絡め、どういうことか噛み砕いてお話をされていたので、日頃の学習の大切さを再認識できました。 大学での実験や研究も楽しみに思えたので、将来使える知識になるように、受験を見据えるだけじゃない勉強をしようと思いました。
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