R6　高志探究Ⅰ（高１、一部中３対象）

目標

様々な事象に関わり、探究の見方・考え方を働かせ、探究の過程を通して、課題を解決するために必要な基本的資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

1. 探究するため必要な基本的知識及び技能を身に付けるようにする。
2. 多角的、複合的に事象を捉え、課題を解決するための基本的な力を養う。
3. 様々な事象や課題、知的好奇心をもって向き合い、粘り強く考えて行動し、課題の解決に向けて挑戦しようとする態度を養う。

学習内容

高校１年生を主対象とし、中学３年生を一部対象とする。高校１年生は「総合的な探究の時間」として、中学３年生は「総合的な学習の時間」の中で実施する。高校１年生対象の「フィールドワークⅠ（４～７月）」、「先行研究調査（８～９月）」と、中学３年生・高校１年生対象の「合同課題研究（10～２月）」の計３つのプログラムからなる。また、研究に加えて、講演会や発表会等の一部を夏と冬の特別授業として実施する。

実施方法

隔週木曜日６・７校時に実施する。合同課題研究の期間は、隔週木曜日５・６校時に実施する。週時数は１時間（１単位）だが、研究の準備・片付けの時間を少なくして研究時間を長くするために隔週で実施する。また、７月下旬と12月下旬に探究活動のみを行う特別授業期間（１単位）を設けている。毎週実施する分と特別授業の分を合わせると２単位になる。

「フィールドワークⅠ」のプログラムでは、授業開始時にオンラインで各教室をつないで、探究推進課でオンラインで実習形式の授業を主導し、各クラスでは担任・副担任が実習のサポートをティーム・ティーチング形式で行う。

「先行研究調査」のプログラムでは、授業開始時にいわいホールに１学年全生徒が集合し、探究推進課でスライドを用いて説明する。終了後、各クラスに戻って、担任・副担任が主導し、研究テーマの設定を進める。

「合同課題研究のプログラム」は、８月下旬に高校１年生対象にグループ編成に向けた希望調査（希望する分野を12分野から選択し、個人で設定した研究テーマの入力する）を行い、それを基にグループを編成する。同時に、中学校３年生希望調査も実施し、高１のグループに加える形で合同課題研究グループを決定する（今年度は、１グループ４～７名、42班を編成）。授業開始時に、各活動場所に集まり、担当教員よりOPPシートを用いて活動内容について確認した後、グループごとに活動を行う。活動終了時に、振り返りを行い、OPPシートに記入する。

担当教員は、高校１学年と中学校３学年を担当する教員全員（20名）で、①各グループの活動状況を把握しながら、一緒に研究内容について考えること（スケジュール管理を含む）。②必要に応じてフィールドワークを行う際に訪問先との連絡調整、引率を行うこと。③発表会で作成する要旨やポスターの内容の添削指導を行うことを担う。

【副教材】課題研究メソッド2nd Edition（啓林館）

実施計画

合同課題研究のグループ数と活動場所

合同課題研究

フィールドワークⅠ