R5 高大接続研修

7月31日(月)から8月1日(火)に、高校1・2年生の希望生徒24名が岩手大学理工学部で「高大接続研修」に参加しました。

目的:大学・研究機関など研究の第一線で活躍する科学者による講義と実習を通して、科学技術に対する興味・関心を高める。

今年度は、数理・物理系、化学、生命、マテリアル、電気電子通信、知能・メディア情報、機械科学、社会基盤・環境の計10講座から、一人2講座を受講しました(1日目と2日目で別々の講座を受講できるのは、本研修の特徴です)。大学の研究内容を実際に体験できるのは、進路選択を行う上でとても貴重な経験です。

当日は、大学の教員から、高校では学ぶことのできない専門的な内容について講義を受けた後、関連する内容の実験を行いました。実習では、大学院生や大学生から、研究の話に加えて、大学生活や進路のことなどさまざまな話を聞くことができたようです。

【研修内容】

講座内容
化学水を用いるペットボトルのケミカルサイクル
生命プラスミドDNAの精製と制限酵素地図作成
数理・物理①・数理モデルの数値実験
・計算物理と数学
数理・物理②グラフ理論と感染症の数理モデル
マテリアル有機半導体薄膜作成と評価
電気電子通信・テレビ放送受信アンテナの作成
・永久磁石3種の磁束密度測定ほか
・3万V級高電圧パルスの発生とミニカミナリの発生
知能・メディア情報画像認識のための人工知能を実際に作り、その性能を確かめよう
機械科学①航空エンジン開発を支える実験・解析技術
機械科学②座屈現象を調べてみよう
社会基盤・環境構造工学:橋の構造

【講義・実習の様子】

【生徒の感想】

  • 大学の雰囲気を知りつつ、科学が日常に大きく役立っていることを知れて良かったし、とても楽しかった。参加してすごく良かったと思う。
  • 理工学部でどんな勉強や研究をしているのか知らなかったが、今回の研修で学部の雰囲気や研究内容を知ることができ、今後の進路選択に繋げられると思った。
  • 申し込みをした時は、内容が理解できて自分にプラスになるのかと心配する部分が大きかったが、参加してみて、知らないことを多く知れたことや、大学での授業のポイントを知れたことが自分にプラスになったと思う。
  • 学部の名前だけ見て決めるのは良くないと聞いたので、自分は何の仕事に就きたいかをもう一度考えて、大学を決めていきたいと思った。2日間みっちり大学を回れて、岩大の良さを知れて良かった。
  • 大学だからこそできる専門的な実験や、貴重な人との出会いがあり感謝いたします。 今の勉強はすべてが未来のためになっていると実感できました。根気強く夢のために努力したいです。
  • 先生やTAの皆様が丁寧に優しく接してくださったので安心して講義に没頭することができました。私は今まで今回のような自発的に参加する行事に参加したことがありませんでしたが、アカデミックインターンシップに参加して、これからも機会があったらどんどん参加したいと思いました。そして何より、大学生や大学院生が自分の好きな分野の研究に一生懸命取り組む姿はかっこよかったし、私もそのようになりたいと思いました。
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