フードポストを設置しています(高志探究ⅡA)
本校では、高校2年生普通科の「高志探究ⅡA」で課題研究に取り組んでいます。
その中のフードバンク班が、「岩手県の食品ロス削減に関する取り組み」に関する探究活動を行っています。食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられる食品のことです。
フードバンク班は、食品ロスの現状や県内事業者の取り組みについて調査するとともに、生徒自身の行動や家庭での食品ロスの取り組みについて校内でアンケート調査を行いました。
その結果、食品ロスの約半分が家庭から出されていること(消費者庁、2019)、岩手県内のスーパーなど多くの事業者が食品ロス削減に向けて取り組んでいることが分りました。また、生徒アンケートからは、賞味期限切れの食品を捨てたことがあると答えた生徒は約9割、食品ロス削減に向けて家庭で取り組んでいる答えた生徒が約5割いることが明らかになりました。
そこで、 フードバンク班は、家庭からの食品ロスの削減のためには、私たち消費者自身にどのようなことができるのか、多くの人に広く発信し、食品ロス削減に向けた意識を高めていくことが必要だと考え、校内にフードポストを設置しました。設置期間と対象の食品は以下の通りです。
設置期間: 令和3年10月11日(月)~10月29日(金)
対象とする食品:賞味期限まで4カ月以上あるもので、常温保存可能で未開封のものです(例えば、インスタント食品やレトルト食品、缶詰、乾麺など)。
フードポストを設置した目的は、「フードバンク活動を広く知ってもらうこと」と「家庭からの食品ロスの削減につなげること」です。
フードバンク活動とは、家庭で食べることができず余った食品を自治体などに寄付することで、それが生活に困っている方に届けられる活動のことです。
「この機会に、ご家庭で眠っている食品を見直し、もったいない食品を減らしませんか。」
ぜひ多くの本校生徒と保護者の皆様に、フードバンク活動についてご理解いただくとともに、活動へご協力いただきますようお願いします。
皆さんに寄付していただいた食品は、一関市社会福祉協議会に寄付させていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。
参考文献
消費者庁(2019):食品ロス削減関係参考資料(平成30年6月21日版)