R60726 SSH講演会①(高2)

令和6年7月26日(金)に、普通科理系・理数科103名と高校2年生普通科文系79名を対象にしたSSH講演会をそれぞれ実施しました。

目的

【普通科理系・理数科】研究の第一線で活躍する科学者による講演を通して、科学技術に関する興味・関心を高める。

【普通科文系】研究の第一線で活躍する科学者より、数学的な見方・考え方を活用し、ビッグデータ等、複数のデータを組み合わせて行う研究に関する講演を通して、科学的な研究方法に対する理解を深める。

講演タイトル・講師

【普通科理系・理数科】

タイトル:「身近なところから医療・宇宙分野まで広がる形状記憶合金」

高志:岩手大学理工学部 准教授 戸部 裕史 氏

【普通科文系】

タイトル:「東北地方からの若年女性の人口流出に関する研究~女性たちはなぜ故郷をあとにするのか~」

講師:岩手県立大学宮古短期大学部 教授 大志田 憲 氏

講演の様子

生徒の声

  • 戸部先生の講演を聞いて(普通科理系・理数科)
    • 今まで知らなかった形状記憶合金という物質について構造や仕組みまで色んなことを知ることができたし、形状記憶合金が携わっている最新技術が多くて驚きました。また、材料科学について興味がわきました。
    • 今回の講義で形状記憶合金と超弾性合金の身近さを知り、その合金の秘めている可能性に強く関心を持った。加えてナゼこれらの合金が求められるようになったのかそのきっかけについて疑問を持った。
    • 形状記憶合金のことは元々あまり知っていなくて今回始めて詳しくは知ることができた。医療や宇宙のことはよくわからないが身近なものだとメガネフレームや耐震の家などにも使われていることにびっくりした。また、一関にある会社でも取り扱っているところもあり自分の視野が狭いと思ったのでもっと地元のことも知っていこうと思った。原理も日本刀から進化したものの用な感じでギザギザのやつと正方形が並んでいるのが遠目で見れば同じ形をするのが面白いと思った。
    • 自分の視点からは疑問にも思っていなかった合金について詳しく知ることができて、とても面白く感じた。化学基礎で習ったことが所々で出てきて、より深く学ぶことができたように感じると同時に、化学基礎への興味も深まった。
    • 小学生の頃、株式会社佐原に社会見学に行き、この分野について体験していたので、こういう仕組みだったんだなと知ることができたので良かったです。進学についても参考になりました。
  • 大志田先生の講演を聞いて(普通科文系)
    • ただアンケートを取り、調査して終わり、など簡単に想像が着くような研究ではなかった。今までの傾向から計算して数値化したり、全体を大まかに調査ではなく、年代や時期、理由など細かく調べたりしていた。研究することがどういう事なのかが分かった。
    • もともと興味のある分野のお話だったが、データ分析も活用した深い見方を知ることで、自分の考えからさらに視野を広げることができた。県内の多くの市町村の比較や、全国的な傾向とともに捉えることで、一関市の現状を多面的に見ることができて、より興味が深まった。
    • 数値化、データ化して確実な答えを出すことが大切だと教わった。また、図や表が多くて分かりやすかったので私もスライド発表をする時に図や表を積極的に使って分かりやすい発表ができるように頑張ろうと思った。
    • 数値などを用いて分かりやすく教えていただけただけでなく、数値では読み取れない部分まで詳しく教えていただけて良い刺激になりました。
    • 私も大学は関東方面を目指していて今のところ関東に残るか、宮城に帰るかはっきりしていなかったんですが、就職面の給料などが整えらていたのなら宮城に帰ってきたいと思いました。今回の講義で何となく「地元に帰ってくる人は少ないんだろうな」と思っていた曖昧なことがグラフなどの資料をしっかり見ることで深く具体的に知ることが出来ました。

Previous Article
Next Article