R60619 地域に関する講演会
令和6年6月19日(水)14:20~15:40に、高校1年生普通・理数科185名を対象に、6月25日(火)に実施するフィールドワークⅠの事前学習として、地域に関わる講演会を実施しました。
目的
地域に関する課題と課題解決に向けた一関市の取り組みに関する講演を通して、多角的な視点で地域を理解するとともに、新たに地域に関する課題を発見する。
フィールドワークⅠに向けた流れ
高志探究Ⅰでは、フィールドワークⅠの事前学習として、これまで4つのプログラムに取り組んできました。
- 「地域課題について調べる(2時間)」
- ①入学時課題で取り上げたテーマについて、現在問題になっていることに関するキーワードを記録し、それらが一関地域の課題とどのようにつながっているのか、ICT 機器を用いて検索して調べる方法を学ぶ。またその過程を通して、情報を文献リストに記録することを学ぶ。
- ②インターネットを活用して得られる情報をもとに、自分の関心のあるテーマが一関地域の課題とどのようにつながっているのか理解に努め、インターネットで十分な情報が得られるのか、不足する場合、他にどのような手段で情報を得る必要があるのか、協働的な活動を通して考える。
- 「地域課題について深める(思考ツールの活用実習)(2時間)」
- ①前回の「調べる」ステップを踏まえ、探究の過程の中で課題を深めることの大切さを理解する。
- ②自分が取り上げた地域課題についての理解を広げて整理する方法を学び、協働的な学習を通して、課題を深める過程を経験する。
- 「地域課題に関するデータ分析・考察実習『ビッグデータを活用して地域の現状を分析する』(2時間)」
- ①官民のビックデータを無料で活用できる「地域経済分析システム(RESAS)」の基本的な使い方を理解し、データから地域の現状や他地域との違いを分析する方法を学ぶ。
- ②地方創生政策アイデアコンテストの受賞内容を参照しながら、地域の課題や課題解決に向けた視点や考え方、使用データについて学ぶとともに、科学的な見方・考え方について理解する。
- 「地域に関する講演会(2時間)」【今回】
- 地域に関する課題と課題解決に向けた一関市の取り組みに関する講演を通して、多角的な視点で地域を理解するとともに、新たに地域に関する課題を発見する。
講演タイトル・講師
タイトル:「まち(一関市)を知る~フィールドワークに向けて~」
講師:一関市市長公室次長兼政策企画課長 飯村 昌弘 氏
講演の様子
生徒の声
- 住んでいるのにも関わらず知らない課題を知ることができ、納得もできた。解決策を考えるなどして地域を見る目を養っていきたい。逆にその課題を解決することのデメリットや解決策の課題も考えるなど多角的な視点で見ていきたい。
- 今まで学んだ知識を具体的で確かなものにするとともに、一関の新たな良さやさらなる課題を見出すことができた。私たちがそれぞれ多様な分野に興味を抱けるように、一関について自然や経済、暮らしなどの側面から広く説明してくださってありがたいと思った。来週のフィールドワークで、今回得た知識を土台にさらに詳しく学びたいと思った。
- データの推移やアンケートで、自分では見つけることが難しいであろう地域課題や傾向を見つけることができました。フィールドワークでよりその知識を一関を支える人々の目線から深め、確かなものにしたいです。
- 今まで知っていた一関の課題に加えて、さらに新しい課題を知ることが出来た。また、一関にいいところなんてあるわけないと思っていたが、意外にもいいところが多く、自分もこれからは一関の課題だけではなく、いいところもどんどんみつけていきたいと思った。
- 今まであまり気にすることのなかった商業や農業についての課題をデータを用いて分かりやすく説明してくださったので興味を持つことができた。また、人口減少なども問題も改めて重要性を理解したので自分に何ができるのか考えたい。
- 今までは地域の課題と言われて、人口減少しか思いつきませんでしたが、今回の講座を通して具体的な表やグラフを見ながら地域の課題を新たに見つけることができました。市民アンケートの結果はこのような機会でしかみることができないのでみることができてよかったです。