高志探究全校発表会
昨年12月22日(水)に、高校1・2年生と附属中学校3年生による課題研究発表会を行いました。
本発表会の目的は、「これまで取り組んできた探究活動の成果発表4月から始めた課題研究の内容を発表してプレゼンテーションの能力を向上させるとともに、質疑応答を通してディスカッション能力の向上を図ること」と、「大学教員からの講評と指導を基に、今後の研究の改善につなげること」です 。
今年度も昨年度と同様に、前半は、高校1年生(198名)と附属中学校3年生(80名)による合同課題研究(高志探究Ⅰ)と高校2年生普通科生徒(173名)による高志探究ⅡAのポスター発表会を行い(非公開)、後半は高校2年生理数科生徒(29名)による高志探究ⅡB本発表会をオンライン(公開)で行いました。
前半のポスター発表会では、全員が発表するために6回のセッションを設け、1回のセッション(20分)で1人2回発表します。中学生は高校1年生とペアで発表し、高校2年生は1人で発表しました。
合同課題研究では40班、高志探究ⅡAでは37班が、3密を避けるため、1~3階のホール、教室、体育館に分かれて発表しました。研究内容 やポスター、発表態度など年々向上しています。質問なども多くなっており、議論が活発になったように感じられました。
後半の高志探究ⅡB本発表会では、本校の8班に加えて、岩手県立水沢高等学校と岩手県立釜石高等学校から各1班が参加し、口頭発表を行いました。高校1年生、高校2年生普通科、附属中学校3年生は教室でスクリーンを通して聴講しました。理数科の生徒は、研究内容がはじめての人にも分かるようにスライドを工夫し、指導・助言の先生方からの質問に対して、自分たちの考えを説明していました。
最後に、指導・助言者を代表して、岩手大学理工学部の船崎教授から、各班の発表に対する講評をいただいた後、全体に対して「中間発表会からかなりの進展が見られた。発表の仕方もよく、わかりやすかった。全体としてとてもよい発表だった。」という内容の講評をいただきました。理数科の研究内容も年々向上しているように感じられました。
以下に、それぞれの発表の様子(写真)と発表テーマを掲載します。
また今回、新たな試みとして、本校生徒と保護者の方は、高志探究Ⅰと高志探究ⅡAの発表会で使用したポスターと、高志探究ⅡB本発表会の要旨集、スライドデータ、発表動画を閲覧することができます。発表内容の下部に、該当ページのURLがありますのでクリックしてご覧ください【アクセス制限有り】。申し訳ありませんが、外部の方はご覧いただくことができません。ご了承ください。
合同課題研究(高志探究Ⅰ)の発表の様子(高校生は1人で発表、中学生は高校生とペアを作り発表しました)
高志探究ⅡAの発表の様子(1人で発表しました)
高志探究ⅡBの発表の様子(オンラインでの口頭発表)
<合同課題研究(高志探究Ⅰ)の発表内容>
発表資料【アクセス制限有】:https://ic1-h-ssh.sakura.ne.jp/wp/koshistudy_presentation_data/
<高志探究ⅡAの発表内容>
発表資料【アクセス制限有】:https://ic1-h-ssh.sakura.ne.jp/wp/koshistudy_presentation_data/
<高志探究ⅡBの発表内容>(持ち時間は、発表時間7分、質疑応答7分の約15分)。
次第
時間 | タイトル | 班 |
13:10 | 【開会行事】(開会の言葉、助言者の紹介) | |
13:15 | 音声認識システムによる採譜 | 情報班 |
13:30 | 可聴域の振動を用いた酵母の発酵コントロール | 生物2班 |
13:45 | 螺旋水車による小水力発電についての研究 | 物理2班 |
14:00 | 3種類のUFB水による餅の変化 | 化学2班 |
14:15 | ダンゴムシの交替性転向反応 | 生物1班 |
14:30 | (休憩) | |
14:40 | ゼオライトと酸化チタンによる二酸化窒素の除去 | 化学1班 |
14:55 | 収束しない連分数の規則性 | 数学班 |
15:10 | 単振り子における共振時のエネルギーの伝わり方 | 物理1班 |
15:25 | 海洋マイクロプラスチックの調査~in釜石根浜海岸~ | 釜石高校 理科②ゼミ1班 |
15:40 | 連分数と黄金比 | 水沢高校 数学班 |
15:55 | 【閉会行事】(全体講評、閉会の言葉) |
発表資料【アクセス制限有】:https://ic1-h-ssh.sakura.ne.jp/wp/koshistudy_presentation_data/
発表動画【アクセス制限有】:https://ic1-h-ssh.sakura.ne.jp/wp/r3_koshi2b_presentation_movie/(2/21まで公開)
高志探究ⅡB発表会は、下記9名の大学の先生を助言・指導者としてお迎えしました。
- 岩手大学理工学部 教授 船﨑 健一 様
- 岩手大学理工学部 准教授 土岐 規仁 様
- 岩手大学理工学部 准教授 川崎 秀二 様
- 岩手大学教育学部 教授 吉井 洋二 様(SSH運営指導委員)
- 岩手大学評価室 教授 大川 一毅 様(SSH運営指導委員)
- 岩手大学農学部 教授 宮崎 雅雄 様(SSH運営指導委員)
- 岩手医科大学医学部 教授 平 英一 様(SSH運営指導委員)
- 岩手県立大学ソフトウェア情報学部 准教授 市川 尚 様(SSH運営指導委員)
- 東北大学大学院生命科学研究科 教授 渡辺 正夫 様(SSH運営指導委員)